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2026.09.15
製缶とは?基礎知識や工程をわかりやすく解説
製缶とは、金属を曲げる・溶接するといった加工により、立体的な構造物を造る技術です。しかし、製缶の定義は曖昧であり、メーカーや作業員によって認識が異なる場合もあります。本記事では、製缶とは何かについて、基礎知識や主な工程をわかりやすく解説します。
製缶(製缶加工)とは
製缶とは、鉄板や形鋼などの金属材料を切断・曲げ・溶接などして、立体的な構造物を製作する加工技術です。缶と言うと、食品などを詰める容器をイメージしがちですが、大きなタンクや機械のカバー、構造物の骨組みなどを造る作業も製缶と呼ばれます。製缶により造られる、代表的な製品例を見てみましょう。
【製缶で造られる主な製品】
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種類 |
製品の一例 |
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タンク類 |
貯水タンク、燃料タンク、圧力容器 |
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機械フレーム |
生産ラインにおけるフレーム、支柱 |
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配管部品 |
ジョイント、フランジ |
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建築資材 |
鉄骨構造物、外装パネル、階段、手すり |
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環境設備 |
集塵機、ダクト、エアタンク |
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建設機械 |
クレーンのアーム部分、油圧機械の部品 |
私たちの日常に欠かせない日用品からビルの設備まで、多くの製品が製缶により造られているのです。
製缶加工の主な工程
製缶加工における主な工程は、切断・曲げ・溶接・仕上げと4つのフェーズに分けられます。本章では、それぞれの工程の詳細をわかりやすく解説しましょう。
①切断・穴あけ加工
最初に行うのが切断・穴あけ加工です。製品の設計図をもとに、指定されたサイズや配置に沿って、金属の材料を切断します。加工に用いる切断方法は、大きく次の3つです。
<金属の切断方法>
・レーザー加工
・抜き加工
・ガス切断
短時間で加工でき、切断面も滑らかなレーザー加工や、プレスにより板材を型抜きする抜き加工を用いるケースが一般的です。ただし、これらの方法は厚い金属板の加工に向かないため、製品によっては酸素や燃料ガスを使って金属を溶かすガス切断を用います。
材料の切断が完了した後は、必要に応じてボール盤などを使って穴あけ加工を行います。加工した穴には、ネジやボルトを通すため、穴位置やサイズを設計図のとおりに加工することが重要です。
②曲げ加工
曲げ加工とは、金属材料を設計図で指定された角度や形状に加工する工程です。プレスブレーキなどを使って板材を直角や任意の角度に曲げたり、ロール機で円筒状や円弧状に成形したりします。
③溶接
ここまでの工程により製造した金属部品を結合させ、製品を立体化させる工程が溶接です。金属の特性や製品の形状に合わせ、アーク溶接やガスメタルアーク溶接など、いくつかの技術を使い分けて溶接します。溶接の精度は、製品の強度や耐久性を左右する重要な要素です。
④仕上げ・検査
最終的な微調整を行って缶を仕上げ、製品に問題がないか検査を行います。製品によっては、完成後に特殊な加工を行うケースも珍しくありません。ここまでの工程がすべて終了すると、ようやく発注者に製品を納品できます。一見するとシンプルな金属製品にも、設計図どおりに加工する技術や、高い溶接精度が求められています。
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